ロキソニンテープの処方枚数制限
<h2 id="ロキソニンテープは1回の処方枚数に制限がある">ロキソニンテープは1回の処方枚数に制限がある</h2>
湿布薬であるロキソニンテープには一回の処方枚数は70枚までという制限があります。
病名や症状には関係なく、一律の制限です。
これは医療費の増加を抑制するためだそうです。
薬を多くもらって、家に使わないまま溜めてしまったり、家族にあげてしまったりと言うことがあるからだそうです。
出典:湿布薬の処方に制限がついた理由【日本が抱える医療問題】 – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報
余談ですが、処方薬は他人にあげちゃダメです。
同じ湿布薬でモーラステープというものがありますが、こちらのテープには光線過敏症という副作用が出ることがあります。
何気なく家族からモーラステープをもらって、市販の湿布薬のように軽い気持ちで使用したところ、湿布薬を貼っていたことなんて忘れていた頃に、日光に当ててしまい、腫れたり色素沈着を起こすことがあるそうです。
湿布薬の処方枚数制限は、2016年の診療報酬改定で導入されたそうですが、2016年度の医療費(薬剤費)の削減効果はほとんど見られなかった模様。
湿布薬の薬剤費総額は、上限を70枚に制限した改定後も大きな変化が見られなかったが、この傾向は調査対象期間後の昨年7~8月にかけても変わらなかったという。これらを踏まえると、16年度改定で医薬品の適正給付を目的に導入された湿布薬の1処方70枚制限は、薬剤費の総額にあまり影響を与えず、医療費の削減効果はほとんどなかったと見られる。 出典: 湿布薬制限の効果小さく‐16年度改定の影響検証 | 薬剤師のエナジーチャージ 薬+読
しかし、現在シップに依存している私としてはこれはちょっと辛いです。
シップはいっぱい使っています
あらゆる関節の痛みに対応するために、1日4枚程度使ってしまっています。
4枚×30日=120枚/月と1か月に120枚必要なのですが、
70枚ですと、70枚÷4枚/日=17.5日しかもたない計算になります。
そのため薬の副作用の有無を見るための診断は1ヵ月に1回で良いのですが、別途湿布を処方してもらうために病院に行く必要があります。
貼り薬、どうしても必要なのです。
シップで痛みのコントロール
不安になり「こんなに湿布を使っていて大丈夫ですかね」と先生に相談しましたが、
「いいよ、使ってー。湿布には消炎鎮痛作用があるからね。 ただ、決まりでね、これ以上処方はできないか、大変だけど別日に診察においで」と言ってもらえました。
書籍にも”痛みを自分でコントロールできる湿布薬は有効”といった記載がありました。 [box06 title="あわせて読みたい"]関節リウマチの本購入『患者のための最新医学書 リウマチ』[/box06]
話を聞いてくれる主治医の先生
最初の整形外科の先生もリウマトレックス(メトトレキサート)の服用ために転院した内科の先生も、優しくかつ話を聞いてくださる先生方で、本当に良かったと思っています。 私は主治医の先生に恵まれていて本当によかったです。
まとめ
現在日本では医療費が増加の一途を辿っています。 おそらく、今服用している関節リウマチの治療薬である生物学的製剤エンブレルも医療費を押し上げている原因なのかもしれないと思うと、心が痛みます 。
出典:過去最高42.3兆円 医療費・大幅増の「主犯」とは (市川衛) - 個人 - Yahoo!ニュース
一方で、病気の時に薬を処方してもらって安心するということはすごくあると思います。 でも、不必要な薬の処方は、薬剤耐性菌出現のリスクの増大にもつながる可能性もあるかと思います。 薬を処方してもらう時には「本当に必要なのか?」ということもよく考えていきたいと思います。
また、 ジェネリック医薬品を積極的に選択してきたいと考えています。
出典:日本の医療費、何にお金がかかっているの? | ニッセイ基礎研究所